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2021-05-17
日本のIT化が進まないのは底辺に合わせようとする世論が原因
生まれから一度もパスポートを取得せずに、日本国内だけで生涯を終える人数はわからないが、有効期限内のパスポートを取得している人数は1/4。世界からみて極めて少ない。

このうち、団体旅行参加などに参加するために受動的にパスポート取得しただけで、自発的に海外旅行をするために取得した人は更に少なく、おそらく有効期限内のパスポート所持数から更に半分程度に減ると推定されている。

先進諸国の中では、島国日本で生まれ育った日本人は海外に興味がない人が多く、常に物事を日本基準だけで考える人口割合がかなり高い。

その結果、海外の情報の習得手段はテレビ報道に限定され、海外の動向を大きく見誤っている人たちが非常に多い。

せっかくインターネットがあるのだから、日本の情勢と海外の情勢をバランス良く情報を仕入れて、せめて思考だけはグローバル目線で捉えておくべきだと思っている。

そこで、私が感じている世界から見た、今の日本のヤバい現状をシンプルにまとめると2点挙げられる。

情弱基準に合わせるIT環境

世界のインフレ、日本のデフレ


1点目のIT対応を情弱基準に合わせようとする世論の直近のテーマといえばワクチン接種の予約ルールだ。

大規模接種会場の予約方法をネットのみとした件について、高齢者に優しくないなどの批判が殺到している。テレビ番組に出演するコメンテイターもネットができない高齢者に同情するようなコメントが多く見られる。

一方、フランスの場合、ネット予約のみとするのは当然とし、むしろネットができない側が悪いと断罪、ワクチン接種したいのなら自助努力でネット予約するのが当たり前だと考える世論がある。

今はワクチン接種の先取り合戦状態だが、遅かれ早かれ日本も時間の経過ともに全国民が接種できる環境は必ず整っていく。

親戚もおらず、施設にも入らず、たった一人で孤独生活をするネット難民の高齢者は、そもそも外出しない。

高齢者でも、第三者とコミュニケーションを取っている人たちなら、周りの人に予約を支援してもらう手段だってあるはずだ。

だから、電話受付のような、時間の人的リソースも莫大に掛かるような受付を全面的に取りやめてネットのみにする今回の決断は、英断だと思っているし、これからも情弱者基準に目線合わせした対応は徐々に減らしていくべきだと考えている。

2点目はもっと深刻だ。

20年前、物価水準からわずかしか上昇していない日本の物価に対し、世界主要国はおおむね3割以上物価水準が上昇している。直近の米国経済にいたっては、前年比6%相当のインフレ懸念によって株式市場に動揺が走っているほどだ。

日本しかしらず、頭の中が日本基準だけで生活していると、インフレになると生活苦になると敬遠するが、世界から見たの日本は、20年前の物価水準からさほど上がっていないため、日本は物価の安い国として見られている。物価が安価に見られるのは、国際的にも国力低下そのものを表しているといえるほどの危険な状態なのである。

欧米人はもちろん、豪州人にとって日本は物価が安価だと思われている。現地の旅行ガイドにも、物価が安く気軽に旅行しやすい国として紹介されている。

コロナ前の頃の話ではあるが、大量の豪州人がスキー目的で北海道ニセコエリアに滞在し、中国人からも日本は物干の安い国と見られるまでに劣化しているのが今の日本である。

オーストラリアで日本の和食チェーン「やよい軒」でご飯を食べるには、1食2500円ほど支払わないと食べることができない。

これだけ聞いても、どれだけ恐ろしい状態まで日本が弱体化しているかがわかるかと思う。ロンドンにいたってはミネラルウォーター500mlを3ユーロも出さないと買えないのである。

物価水準の停滞で最も怖いのは、外国人による日本の土地を買い漁られることである。本来日本の所有物である我が国の土地がどんどん外国人に買い漁られているのである。

このままの状態が続けば、日本人が海外旅行が難しくなって、海外からの訪日客のみが増えていく流れになっていくと考えられている。

結果的に海外からの売上依存度がますます高くなっていくのと同時に、内需頼みの産業は右肩下がりの時代が今以上に加速していくことになっていく。

このデフレを打ち破るため方法として、唯一であり、絶好のタイミングが待っている。

2024年新札発行だ。

新札発行のタイミングにあわせて旧札を無効化を行い、同時に1桁のデノミの実行もセットできれば最高だ。

最高とは書いたものの、おそらく世論が許さないだろうし、大胆な施策を打てる政治家もいないので実現は困難のまま、新札発行だけされていく可能性が高い。

でも、新札発行のタイミングに実行できれば、高齢者を中心とするタンス預金が市場に流通を促すため、本来の物価水準に引き上げされることになるのは間違いない。

昭和21年に実行された預金封鎖や引き出し制限は不要。自宅などに保管している現金を市場に流出させる施策だけで十分インフレが加速すると思っている。

あくまで個人的なコラムなので、暴論レベルを書いたわけだが、日本も早く世界レベルの物価水準に引き上げるのは急務である。

企業が努力して生産コストを削減しても報われない社会からはなんとしても脱却しないといけない。
インフォビルドブログ 国道走行リスト 作者プロフィール マイカー全給油記録 所持運転免許紹介 お問い合わせ
給油日 2024年05月06日
給油場所 東京都大田区
種別 セルフ
給油量 39.39リットル
単価1L 173円(税込)
累計走行距離 39785km
累計給油量 2966.91L
累計平均単価 169.4円/L
累計燃費 13.41km/L
累計金額費 502460円
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