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2021-05-13
先進諸国の中で日本のワクチン普及が遅れている本当の理由
ネットからの情報収集が主体になってから、テレビを見ると、相変わらずネガティブキャンペーンやっているんだなと痛感させられる。

テレビは視聴率を稼いで広告収入を得るビジネスモデルなので、自分から情報を取りにいけない視聴者には、できるだけインパクトのある情報を提供して興味を惹きつける必要があり、結果的にネガティブ要因を持ち上げ、情弱層に不安を掻き立てる内容が多くなっている。

テレビに放送される内容はたしかに事実ではある。事実ではあるが、一部分を切り取った内容であって、何もかもバランスよく全部を伝えているわけではない。

一方、ネットに掲載されている情報だってすべて正しいとは限らない。情報発信している側が勘違いして結果的に誤った情報が拡散される可能性も当然ありえる。

重要なのは、ネットを見る私たち一人ひとりが、どこが本当の情報で、どこが信憑性に欠けているのかを自己判断できる力が求められる時代になっている。

タイトルに書いた日本が先進諸国に対してワクチン普及が遅れている原因について、すぐに政府が悪いと言う人が出てくるが、本当の理由は一つ。

海外から輸入できるワクチン量が限られている


政治の世界は、私たち一般人にはとても理解できない、権力と金にまみれる泥臭い世界があるため、国民のためにすべてが動かない問題はあるにせよ、ワクチンに関しては、国会議員全員が積極的に取り組むものだと考えているし、日本人があえてワクチン輸入を阻害するような人は存在しない(はず)。

政府の動きが遅かったから、ワクチン確保量が遅れていると安易に政府批判する人もいるが、政府は昨年から3社とワクチン供給の契約を結んでおり、先手で動いていて、落ち度は私から見る限り、感じられない。

では、なぜ海外から輸入できるワクチン量が限られているのか。

答えは、国民あたりの感染者数の割合の多い国から配布する国際ルールがあるからだ。

先進諸国の中で日本は圧倒的に新型コロナウイルス感染者数が少ない。数が限られているワクチンは、必然的に感染者数が多い国を優先して配布するのは自然なルールといえる。

感染者数が世界水準から極めて少ない日本に、他国より優先的に供給を受けていたら、国際批判を受けていたことになる。

米国はファイザーとモデルナ社を自国で製造している。当然、輸出よりもまずは自国分を優先するのは当然だし、英国だってアストラゼネカ社を抱えているので、自国優先で割り付けるのは自然ではないだろうか。

ロシアも性能や安全面はともかく自国製ワクチンを進めているのは周知の事実である。

残す5カ国、おのずと配布割合をみても、初期段階において日本への割当が少なくなるのはやむを得ないと思えるはずだ。

今朝(5/13)のモーサテでは、ニューヨークのグランドセントラル駅で予約なしでワクチン接種を始めるとの報道があった。

徐々にワクチン供給量に余力が出ており、日本国内のワクチン割当数に関する課題は、時間の経過とともに解消するのは明らかで、今更ワクチン量が少ないと批判するのは意味のない論争になっていく。

今後のテレビは、優先順位や接種予約のあり方とか運用ルールについての批判が繰り広げられそうだ。

テレビからの情報収集は、世間の動きを知る上では必要悪として、客観的に見ていこうと思っている。
インフォビルドブログ 国道走行リスト 作者プロフィール マイカー全給油記録 所持運転免許紹介 お問い合わせ
給油日 2024年11月04日
給油場所 東京都大田区
種別 セルフ
給油量 30.19リットル
単価1L 165円(税込)
累計走行距離 1835km
累計給油量 167.27L
累計平均単価 140.2円/L
累計燃費 10.97km/L
累計金額費 23458円
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