2021-07-29
衝撃だった東京都の新規感染者3000人突破報道
ワクチン接種が世界からみて遅れているとされる日本。それでも60歳以上を中心にワクチン接種は順調に進んでおり、一番後回しとされる持病のない40~59歳組である自分でさえも、自治体のワクチン接種を来月中旬で予約することができ、9月中旬に2回目のワクチン接種する予定である。
地域によっては未だにワクチン接種券の配布すら行われていない自治体もあるが、どんなに遅くとも希望者には、9月下旬には一回目の接種、10月末までに2回目接種完了できると思われる。
国民の希望者が全体の何割まで達するのかわからないが、7割以上は達成してほしいと願うばかりである。
早く打ちたい人、未だにワクチン否定する人。最終的に重要なのは、集団免疫獲得に必要人数分が接種してくれるかどうかだ。
アメリカのように接種開始は早くても、ワクチン接種率5割から先の壁が分厚いと最終的に求められる集団免疫が獲得できない恐れがある。
この先、更にワクチン接種者が増える期待値は低い。中には1回だけ接種して2回目を接種しない人も多くいるという。
それに対し、日本人はワクチン接種の開始時期こそ遅かったとしても、全体の接種人口が増えてくれれば、最終的にコロナの打ち勝つ国になることができる。
マンネリ化していた日々の新規感染者数報道だったが、さすがに昨日の東京都の新規感染者数の数字発表は衝撃を受けた。
これから、先日の4連休をきっかけに、新規の感染者が増えてくる可能性を考慮すると、下手したら東京都だけでも一日の新規感染者数1万人の王台を超え日が出てきてもおかしくない。
新規感染者数報道で悲劇的な数字が並ぶものの、あえて前向きに捉えるとするなら、ワクチン拒否派の人たちも、この状況を回避する上で、できれば打ちたくないけど、やっぱり周りの人たちをみて、自分も打つしかないと思ってくれる人が増えてくれることを期待している。
過去のウイルスの歴史をみても、感染力が上昇する変異株が出てくると、徐々に重症化リスクも軽減する傾向がみられる。
デルタ株がどこまで健康体に影響を及ぼす威力があるかは、まだ良くわかっていないものの、少なくともワクチン接種をしておけば、重症化リスクは大きく軽減できるのであれば、世の中も、感染した事実だけで煽る社会から、重症化しないなら大丈夫と思える思想に転換する時期は、きっとそう遠くない日にやってくる、と信じている。