2022-01-05
運転免許更新、魔の深視力検査で2回不合格、鮫洲試験場は容赦なし
3年ぶりにやってきた東京・品川区にある鮫洲試験場。
コロナの影響があるからなのか、それとも仕事初めが5日からの会社員が例年以上に多かったからなのか定かではないが、入場規制されるほどの大混雑だった。
人によっては、たかが免許更新かもしれないが、私にとっては毎回猛烈に苦しい免許更新日なのである。
理由は、前回も同じことを書いたが、魔の深視力検査にパスしなければならないからだ。
しかも鮫洲は容赦してくれない。ダメなら温情なしに「再度申請し直して!」と言われてしまう試験場である。
府中のように、別室で、ゆっくり再挑戦なんてさせてくれない。
しかも最新のマシンは、棒が動いているモーター音が全く聞こえない。いつ動き始めたかさえわからないほど静かに動きはじめるのである。
かつて、モーター音を聞き、棒の折返しタイミングを想像しながらボタンを押すなんてテクニックは遠い過去の話である。
前回の更新では、2回連続不合格になると「帰れ!」と突き放されたが、今回は3回目も挑戦させてくれたのは、少しだけ優しくなったのかもしれない。
1回目は、8cm、6.5cm、7cmも正規の位置からズレ不合格。
2回目は、8cm、8cm、8cmと完璧なまでのズレで不合格。
ちなみに8cmというのは、最も離れた場所でボタンを押した数字である。
どうやら、私の場合、棒が動いていて、奥行きは正しくジャッジできているが、棒が並んだ位置が一番奥に移動したポイントが横並びの場所だと勘違いしていたのである。
なぜなら、3回ともすべて同じ一番奥の場所で揃ってボタンを押すわけないからだ。
2回目に失敗したときに担当の方に質問した。
私「最初は横並びスタートですよね?」
担当者「試験だから教えられないよ。前の人の場所からスタートするから毎回バラバラだからね」
私「ええ!、勘弁してくださいよ。反則ですよ。」
担当者「試験だから教えられない。目休めて来てください。はい、次の人!」
かつて、スタートは一旦キレイに3本揃えてくれてからのスタートだったはず。なんでスタート地点バラバラから開始するのか?ひどすぎやしないか。
最初の横並びを視覚的にみないと、変化が確認できないわけで、今の鮫洲は、スタート位置すらバラバラ。本当に勘弁してもらいたい。
私が過去府中で適性検査を受けたのが、かれこれ10年以上前なので、現在は鮫洲のようなルールになっているかもしれないので、なんとも言えないものの、深視力が苦手な人は鮫洲はマジで冷酷。5年後の次回更新も、今から思いやられる。
最後に私が実践しているコツだが、一番手前に棒が来るタイミングだけは完璧に把握できるので、一番手前に奥側に移動するタイミングのみに一点集中してボタンを押すことで、3回目でなんとかクリアした。
以前は、往復連続で3回ボタンを押せと命令されたが、手前から奥に移動するタイミングだけを狙って3回押しても文句言われなかった。
小さな違いかもしれないが、少なくとも鮫洲試験場での深視力検査ルールは、3年前と微妙に変更されている点を最後に整理して本コラムを終わりにする。
・モーター音が全く聞こえなくなった
・スタート地点では3本横並びではなく、ランダムにかつ突然スタートする
・2回不合格でも、3回目の挑戦もさせてもらえた
・手前から奥に移動するタイミングのみ3回ボタン押しでも文句言われなかった
次回の免許更新も怖い。新視力検査のクソ制度に今後も苦しむことになりそうだ。