先週土曜日、我が家にシビック(FL1)がやってきた。新しいパートナーである。本来なら「ワクワク感が止まらない」と言いたいところだが、テンションは納車前とほぼ同じ。
なんだろう。運転していても全然楽しくないのである。なので、タイトルに「祝!」と書くのをやめることにした(汗)
なぜ楽しくないのか。
理由は次回のコラムで述べたい。
さて、今日の本題。
納車前、最大の不安材料だった我が家の車庫に収まるの問題。結果は、机上計算どおり、なんとかギリギリ収まることができた。
後方部はご覧の通り、壁まで拳一個分の距離まで接近。ここまで接近させれば、かろうじて前方部はギリギリ公道に飛び出さず(厳密に言えば1cm程度飛び出している!?)に入庫できる。
毎回、壁ギリギリまで寄せて駐車はストレスがかかる。
車輪止めブロックを予め計算された位置に設置して壁面衝突防止対策を講じている。駐車後退時にタイヤが乗り上げた感触があったら停止。
これで毎回正しいポイントで駐車が可能となった。拳一個分のスペースを確保できているので、万が一、若干乗り上げても、ギリギリ壁に激突せずになんとかなる、というわけである。
このような状況なので、コルトのように自宅敷地内での洗車は不可能。今後、シビックを自宅で洗車するには、車を一旦、車道に飛び出してから洗車する必要がある。
写真掲載は省略したが、もう一つの懸念材料だった自転車の出し入れについて。
シビックの車体幅が1800mmと拡幅されたものの、車を移動せずにギリギリ自転車の出し入れすることができた。当初の想定では自転車の出し入れには車を動かさないと出せない懸念があった。この点は本当に良かった。
肝心なシビックを運転していての第一印象は・・・。
コンピュータに監視されながら運転させられる車
である。
11年ぶりの新車なので時代の進化を実感させられた。
センサーで張り巡らされている最新鋭の車。
- 着座+全席シートベルトサイン警告
- 接近+衝突防止警告
- 車線逸脱警告
- 踏み間違え警告
- ETCカード挿入状態警告
- 手荷物残置警告
- ドライブレコーダ監視
- 速度超過時の点滅警告表示
- 両サイド後方車両警告
- サイドブレーキ解除警告
他にもたくさんある。
とにかく運転していて、警告灯の表示をはじめ、警告音がピッピッとやかましい。常に監視されながらの運転。後部座席に荷物が残置している状態でドアを開けるだけでも警告が出るのは想定外だった。
助手席のダッシュボードも開けただけで、毎回「エアバック作動停止します」などと言われる。
なんなんだ?
安全仕様なのか理解できる。でも、ここまでぐちゃぐちゃと警告音や音声案内、うざすぎやしないか。
冒頭に述べた運転が楽しくない要因の一つにもなっている。
不満たらたらだが、車そのものは素晴らしい。慣らし運転の段階なので、エンジン回転数の上限値は3000rpmまでとしているものの、十分なトルクと立ち上がり加速があり、街乗りでの運転性能に対する不満は全くない。
せっかく、素晴らしい運転性能な車であっても、電子制御が運転者の意志レベルまで踏み込んでくる数々の警告は、運転の楽しさを奪い取っている感さえある。
慣れの問題なのかもしれない。でもファーストインプレッションとしては、全面的に好印象とは言えないもどかしさ。
だから、トータルでわくわく感がプラスマイナスゼロ。
これが私の正直なシビックに対する感想である。
これ以外の不満点については、次回のコラムで持ち越しする。