2023-03-31
最強の老後の備えは貯金ではなく稼ぎ続ける環境構築である
あっという間に2023年も3月が終了する。
毎日、自分なりに全力で走り続けているつもりだが、納得のいく時間を過ごせたのかと問われると、思ったより動けていない。
さて、直近三ヶ月間の世間の動きで注目すべき点は
・マスク着用の義務化撤廃
・物価上昇
ではないだろうか。
マスク着用の義務化が撤廃されて以降、花粉症の身であるものの、買い物や私用外出では、周りを気にせず、マスクをつけない生活に喜びを噛み締めた生活を過ごしている。
会社に出勤する場合は、会社の方針を優先せざるをえないため、他人と接点がある時は仕方がなくマスクをつけているが、会社からのマスク規制が撤廃される大型連休明け以降は、来年の花粉症シーズンまでマスク生活から離れるつもりだ。
物価上昇も、生活全体への波及が進んでいる。
通っている床屋さんも30年ぶりの値上げを断行していた。食品以外やエネルギー価格以外への値上げ波及を実感させられた。
諸外国のインフレは深刻だが、シンプルに考えてFRBをはじめとする中央銀行がコロナを契機に大量のお金を市場にばら撒いたのだから急激なインフレ副作用は必然といえる。
30年近く続いた日本のデフレマインドは、世界的インフレから始まった国内物価上昇へ徐々に浸透しつつあるものの、国民の意識までの浸透はまだまだ根深い印象をもっている。
なぜ海外のインフレ率は10%近いのに、我が日本は4~5%程度で収まっているのか。
様々な要因がある中で、私は現金預金信仰の高さが理由だと考えている。
現金こそ安全資産。
日銀が異次元の金融緩和をしても、最終的に個人の金融資産に置き換わり、通貨の市場流通量は増えず現預金が増えていくサイクルが加速する。
直近の統計データによると、個人の金融資産は2000兆円を超え、現預金は1088兆円だそうだ。
お金は市場に流通してこそ価値を生むが、実際は、市場ではなく個人保有として滞留量が増加しているのが、欧州ほどインフレにならない根本原因とみる。
人は数字をみてあらゆる指標を認知するが、現預金も、みんな貯金額が増え、金持ちになった気分になっているだけで、実は資産価値としては、現金は増加しても価値は増えていないことに、ほとんどの国民は気づいていないと思われる。
もっといえば、ここ数年間、現預金すら増やせていない人は、現預金は実質目減りしている状態だと気づかなければならない。
退職金は税制有利ではあるが、定年時にもらう現金の価値と、今手にする現金の価値は異なる状況を意識している人は少ないと思われる。
早かれ遅かれ、本格的なインフレは日本にも波及するのはこれからだろう。
老後2000万円問題、10年もしたら、老後3~4000万円問題へと、数字が増えている状況になってに違いない。
大事なのは、自分が何歳になっても、オンタイムに稼ぎ続ける環境を作り上げることではないだろうか。
将来のためにせっせと会社からの給料を溜め込むだけの平成時代の発想を継続しているようでは、インフレ時代において、徒労に終わるリスクだと認識しておかなければならない。
今できることは、貯金ではなく、年齢を重ねても安定的に収入を得られる仕組み作りだ。
さあ、あなたも、まだ副業に取り組んでいないのなら、すぐにでも始めよう。
貯金ではなく、自分の力で稼ぎ続けるスキルこそが、最強の老後の備えであると理解しよう。