2024-01-09
再び人的投資にチャレンジ、制限の中からチャンスが生まれる
事業拡大させるには、他人の力が不可欠である。
自分ひとりで全部頑張っても、所詮1.5人分の稼働が限界だからだ。
人の力を借りるには大きなお金がいる。
モノに投資する金額に比べると、はるかに高い投資金額が必要だ。
モノは基本裏切らない。安く仕入れても、モノは事前に示された数値(スペック)通りに活躍する。買い切り型ならランニングコストも掛からない。物的投資による失敗リスクはゼロレベルだ。
一方、人への投資は失敗リスクが高い。
高い投資金額を投じても、得られる要素が全く無くて、むしろマイナスだけで終わってしまうこともある。
過去、WEBアプリのスマートフォンデザインUIを10万円で発注したら、期限が納期となり、期限日に提出された納品物は、粗末なデザインで全く使い物にならなかった。
オウンドメディア作成にあたり、テキストベースの原稿文作成を10万円で依頼したら、根掘り葉掘りヒアリングを受け、都度アドバイスするために自分の時間を投資したものの、提出された納品物は結局全く使いものにならなかった。
法人化に向けて、会社のコーポレートサイト作成を依頼したら、サイトデザインがユーザビリティに欠け、全部ボツにした。
いずれも、お金だけ払い、結局、全部自分でやり直した苦い経験が続いた。
人に仕事を依頼するには、依頼する指示内容を明確に言語化する必要がある。
言語化する作業は、多大な時間が求められ、言語化しても、納品物のクオリティが想定を遥かに下回る納品物を受領で、3回連続失敗する経験をした。
昨年は、人的投資の失敗がトラウマとなり、全部最初から自分で作業してしまえと判断し、全部一人で作業した。
自分作業なので利益率は90%以上となったが、全部自分でやってしまう習慣から抜け出せていない。
本当にそれで良いのだろうかと、2023年末から再び自問自答するようになった。
法人化に伴い、今年は初めての法人決算を迎えることになる。
個人事業の確定申告とはまるで違う対応が求められる。
役員報酬をゼロにしても、年金事務所への報告、年末調整書類の提出も行わなければならない。
悩んだ挙げ句、税理士に依頼する決断を下し、昨年契約を行った。
年間30万円程度出費が増えるのは正直痛いが、それでも専門家に依頼し、昨年は自分で記帳する方法を教えてもらい、年末調整の書類もプラス1万円で手続きを代行してもらえることとなった。
顧問税理士がいるだけで、税務対応への不安は払拭される経験が得られたのは大きい。
自分ではできない、自分でもできるけど、あえて人の力を借りる価値を再認識するきっかけとなったからだ。
もう一度、人への投資に再挑戦する一年としたい。
ビジネス発展には「制限」がきっかけになることが多い。
制限とは、何かを成し遂げる上で障壁となるような存在、たとえば、法的な規制だったり、相手の都合だったり、自分が他の案件で時間確保できなかったりする状況を言う。
今年は、私自身、春から新たな生活パターンに飛び込む決断を下した関係で、これまでどおりに自分の時間を確保できるかどうかは未知数である。
自分の時間の確保が取れない「制限」が課せられ、こうした条件でも、目標達成するには、知恵を絞り、対応策を取らざるおえなくなる。その結果、何かしらのブレイクスルーにつながるチャンスが生まれるかもしれない。
制限をチャンスに変える。
自分の時間が減ってしまう要素を補う方法は、人的投資によって、自分の代わりに他人の力を借りて乗り切る方法一択である。
制限が課せられる今年こそ、たとえ目先の利益が一時的に減ったとしても、人的投資にまた失敗したとしても、小さい範囲から、確実に自分100%稼働状態からの脱却を図っていく。
今年の目標である。