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2026-07-16
事業化を目指さないなら、会社員一択。フリーランスはやめたほうがいい
「会社員を辞めて、フリーランスになりたい」

最近では、こう考える人も珍しくありません。

フリーランスという言葉には、自由なイメージがあります。

働く時間を自分で決められる。
場所に縛られない。
嫌な上司もいない。
自分の裁量で好きな仕事ができる。

会社という組織から解放され、自分らしく働ける理想的な働き方として語られることもあります。

しかし、私は以前から、この「フリーランス=自由」というイメージに違和感を持っています。

会社員ではないというだけで、本当に自由になれるのでしょうか。

時間を売り、誰かから仕事を与えてもらい、特定の取引先に収入を依存しているのであれば、それは雇用形態が違うだけで、実質的には会社員とあまり変わらないのではないでしょうか。

私は、会社員以外の働き方を選ぶのであれば、単なるフリーランスではなく、事業家を目指すべきだと考えています。

事業化を目指さないのであれば、社会的信用や収入の安定性を手放してまで、フリーランスになる必要はありません。

むしろ、会社員として働くほうが合理的です。

フリーランスとは、単に会社に所属しない働き方である

一昔前まで、会社を辞めて自分で仕事を始めることは、「独立する」と表現されることが一般的でした。

現在はインターネットを通じて仕事を受発注できるようになり、「フリーランス」という言葉が広く使われています。

しかし、言葉が変わっただけで、本質はそれほど変わっていません。

フリーランスとは、基本的には会社に雇用されず、自分で仕事を請け負う働き方です。

「フリー」という言葉が含まれているため、自由で夢のある働き方のように見えます。しかし、会社に所属していないことと、働き方が自由であることは同じではありません。

実際には、取引先から指示された場所で、指示された時間に、指示された仕事をしているフリーランスも多く存在します。

肩書きはフリーランスでも、働き方は会社員とほとんど変わらない。

そのようなケースは決して少なくありません。

フリーランスになって、会社員に戻る人がいる理由

一度フリーランスになったものの、再び会社員に戻る人もいます。

理由は単純です。

収入が安定しない。
仕事が継続する保証がない。
税金や社会保険料の負担を強く感じる。
営業を続けなければ仕事がなくなる。
住宅ローンや賃貸契約などで社会的信用の弱さを感じる。

会社員の場合、税金や社会保険料は給与から天引きされます。

多くの人が重視するのは、給与の総支給額よりも、最終的に銀行口座へ振り込まれる手取り額です。

自分が所得税や社会保険料をいくら支払っているのかを、日常的に強く意識する機会は少ないかもしれません。

一方、フリーランスは違います。

一度、売上として自分の口座にお金が入ります。その後、自分で税金や国民健康保険料、年金などを支払います。

一度手元に入ったお金を後から支払うため、負担の重さをより直接的に感じます。

「国民健康保険料が高すぎる」

「こんなに税金を払わなければならないのか」

そのように感じるフリーランスが多いのも当然です。

日本で生活し、一定の所得を得る以上、会社員であってもフリーランスであっても、税金や社会保障の負担から逃れることはできません。

ただし、フリーランスは、その負担を自分で計算し、自分で支払うため、現実をより強く突きつけられます。

会社員という安定を手放した後で、初めてその大きさに気づく人もいるのです。

会社員もフリーランスも、時間を売っているだけなら同じ

会社員は、自分の時間と労働力を会社に提供し、その対価として給与を受け取ります。

給与が月給であっても時給であっても、本質的には同じです。

会社という一つの顧客に対して、自分の人生の一定時間を提供しているとも言えます。

その代わり、毎月安定した給与を受け取れます。

当然、会社から指示された仕事を行い、勤務時間や就業規則を守らなければなりません。

これは契約として合理的です。

問題は、フリーランスになっても、同じように時間を売っている場合です。

働いた時間に応じて報酬を受け取る。
取引先の指示に従う。
決められた場所で働く。
自分が休めば売上が止まる。

これでは、収入の安定性や社会的信用を失っただけで、働き方の本質は会社員と変わりません。

むしろ、会社員より不安定な立場で、会社員と同じように働いているとも言えます。

常駐型フリーランスエンジニアは、本当に自由なのか

分かりやすい例が、常駐型のフリーランスエンジニアです。

システム開発の世界では、会社員ではなく、準委任契約などによってプロジェクトへ参加するフリーランスが多く存在します。

案件はSES事業者やフリーランスエージェントから紹介され、指定された企業や開発現場で働きます。

周囲の会社員と同じ時間に出勤し、同じ場所で、同じプロジェクトに参加する。

違うのは、雇用契約ではなく業務委託契約であるという点です。

もちろん、案件を変更しやすいことや、会社員より高い報酬を得られる可能性はあります。

一つの会社に長期間所属する必要がなく、契約終了後に別のプロジェクトへ移れるという身軽さもあります。

しかし、それを本当の意味での自由と呼べるでしょうか。

案件を紹介するエージェントに依存し、現場を自分で選べず、単価も相手側に決められる。

契約が終了すれば、次の案件を探さなければならない。

自分が働かなければ売上は発生しない。

これは独立した事業というより、雇用形態を業務委託へ置き換えただけの働き方に近いと私は考えています。

私が考える「事業家」の3つの条件

私は、会社員以外の働き方を選ぶのであれば、事業家を目指すべきだと考えています。

私が考える事業家には、3つの条件があります。

1.自分で顧客を獲得する

最も重要なのが、自分で顧客を見つけ、自分で仕事を受注することです。

誰かから案件を紹介してもらうだけではありません。

自分で営業し、自分で提案し、自分で価格を決め、契約する。

この一連の流れを自分で行えることが、事業家としての第一条件です。

2.複数の顧客を持つ

収入源を一つの顧客に依存してはいけません。

最低でも3社。
できれば5社。
理想は10社以上。

一つの取引先から仕事が来なくなった瞬間に生活が成り立たなくなるのであれば、独立しているとは言いにくい状態です。

契約書上はフリーランスでも、経済的には一社に雇用されているのと変わりません。

事業家であるなら、複数の顧客と複数の受注経路を持つべきです。

3.業務量と売上が比例しない

三つ目は、働いた時間と売上がそのまま比例しないことです。

1時間働いたから1万円。
10時間働いたから10万円。
100時間働いたから100万円。

このように労働時間と売上が完全に連動する限り、収入には物理的な上限があります。

人間が働ける時間には限界があるからです。

事業化とは、自分の労働時間を増やさなくても、売上を増やせる仕組みをつくることです。

私はこの3つを満たして初めて、単なる個人労働ではなく、事業に近づいていくと考えています。

腕の良い美容師でも、1日に100人はカットできない

時間と売上が比例する仕事の例として、美容師を考えてみます。

どれほど技術力が高く、人気のある美容師でも、一人のお客様の髪を切るためには一定の時間が必要です。

1日に対応できる人数には、物理的な限界があります。

人気が出たからといって、1日に100人、1,000人の髪を一人で切ることはできません。

単価を上げることはできます。

スタッフを雇い、店舗を増やすこともできます。

シャンプーやヘアケア商品を販売することもできます。

しかし、それはもはや「自分一人が髪を切る仕事」から、「人や商品、店舗を活用する事業」へ変化しています。

つまり、技術者として自分の時間を売る状態から、仕組みによって価値を提供する状態へ移行しているのです。

ここに、個人労働と事業の違いがあります。

事業化とは、売上を青天井にする仕組みである

私にとって事業化とは、収入を青天井にできる可能性をつくることです。

自分の時間を切り売りするのではなく、成果や価値に対して報酬を受け取る。

同じ商品や仕組みを、複数の顧客へ繰り返し提供する。

その代表的な例が、物販です。

商品を10個仕入れて売る場合と、1,000個仕入れて売る場合では、もちろん業務量は増えます。

しかし、販売数が100倍になったからといって、経営者の労働時間まで100倍になるとは限りません。

発注方法を仕組み化する。
物流を外部へ委託する。
ECサイトで販売する。
広告で集客する。
スタッフを雇う。

こうした仕組みをつくれば、自分の労働時間と販売数量を切り離すことができます。

これが事業化です。

「コピーできる仕事」を増やす

事業化を考えるうえで重要なのが、コピーできる仕事を増やすことです。

例えば、資料を作成するとします。

ある一社のためだけに使える完全な専用資料を、毎回ゼロから作っているのであれば、作業時間と売上は比例します。

一方、基本構成やテンプレート、図表、説明文などを別の顧客にも活用できるのであれば、次回以降の作業時間を短縮できます。

一度作ったものを、別の案件でも利用できる。

一つの成果物を、多くの人に見てもらえる。

同じ内容を、複数の顧客へ販売できる。

こうした再利用性が、事業化には欠かせません。

システム開発でも、部品を再利用できれば事業になる

ソフトウェア開発も同じです。

顧客専用のシステムを開発する場合、完成したシステムそのものは、ほかの顧客へそのまま販売できないかもしれません。

しかし、認証機能、検索機能、CSV取込機能、帳票出力機能、通知機能など、システムを構成する部品は再利用できます。

過去に自分で作ったソースコードを活用すれば、次の案件では開発時間を大幅に短縮できます。

最初の案件では100時間かかった機能が、次の案件では10時間で実装できるかもしれません。

しかし、顧客に提供する価値が同じであれば、見積金額まで10分の1に下げる必要はありません。

顧客は、プログラマーが費やした時間そのものにお金を払っているわけではありません。

必要な機能が実現し、課題が解決されることに対してお金を払っています。

同じ価値を短い時間で提供できるようになれば、利益率が高くなります。

これも、コピーできる仕事を積み重ねた結果です。

価値提供は同じでも、その価値を生み出すための部品や仕組みを複製できる。

これが、個人の作業を事業へ変えていく重要な考え方です。

フリーランス最大の弱点は、自分で仕事を取れないこと


フリーランスにとって最大の弱点は、技術力が足りないことではありません。

自分で仕事を獲得できないことです。

フリーランスエンジニアの場合、エージェントから案件を紹介してもらう人が多くいます。

もちろん、エージェントを利用すること自体が悪いわけではありません。

営業活動を代行してもらえるため、開発に集中できるというメリットがあります。

しかし、エージェント経由でしか仕事を獲得できない状態は危険です。

自分で顧客を選べない。
自分で価格を決められない。
紹介が止まれば仕事も止まる。
取引条件を相手に握られる。

これでは、事業の主導権を持っているとは言えません。

自分で営業し、自分で案件を獲得できる人は強い。

仕事の内容を選ぶことができます。
価格を自分で提示できます。
条件の悪い顧客を断ることができます。
複数の顧客へ同じ仕組みを販売できます。

過去に作ったシステムや資料を再利用し、短時間で価値を提供することもできます。

その結果、作業時間を増やさずに受注件数を増やせます。

これは、自分で顧客を獲得できるからこそ成立することです。

スキルよりも営業力のほうが重要である

フリーランスを目指す人の多くは、まずスキルを高めようとします。

プログラミングスキル。
デザインスキル。
ライティングスキル。
動画編集スキル。
コンサルティングスキル。

もちろん、スキルは重要です。

しかし、事業という視点で考えれば、最も重要なのは営業力です。

極端に言えば、自分にスキルがなくても、仕事を獲得する力があれば事業は成立します。

自分でできない仕事は、できる人へ外注すればいいからです。

営業によって顧客の課題を見つけ、仕事を受注し、適切な人材や会社へ発注する。

自分は顧客との関係を構築し、品質や進行を管理する。

これも立派な事業です。

どれほど優れた技術や商品を持っていても、顧客に知ってもらえなければ売上にはなりません。

一方で、顧客を見つけ、仕事を受注できる人は、自分に不足している能力を他人から調達できます。

最後に強いのは、必ずしも最も優れた技術者ではありません。

顧客を見つけ、仕事を生み出し、受注を継続できる人です。

一社依存は、独立ではない

過去の経済危機では、多くの会社が倒産しました。

その中には、特定の大口顧客に売上の大半を依存していた会社も少なくありません。

主要取引先からの発注が止まれば、自社の売上も止まる。

どれほど技術力があっても、仕事そのものが来なければ会社は存続できません。

一方で、複数の顧客を持ち、自分で新しい取引先を開拓できる会社は、環境の変化に対応できます。

一社からの仕事がなくなっても、ほかの顧客がいる。

既存市場が縮小しても、別の市場へ営業できる。

この受注力こそが、事業を継続するための最大の防御力です。

フリーランスも同じです。

一社に売上の大部分を依存している状態は、形式的には独立していても、経済的には独立していません。

本当に強いフリーランスは、複数の顧客と複数の受注経路を持っています。

一社の機嫌をうかがう必要がありません。

無理な要求をする顧客を断れます。

仕事が減ったときには、自分で新しい顧客を開拓できます。

顧客に媚びなくても生きていける状態こそ、本当の意味での自由ではないでしょうか。

事業化を目指さないなら、会社員のほうがいい

会社員には、多くのメリットがあります。

毎月の給与が安定している。
社会保険の仕組みが整っている。
有給休暇がある。
雇用保険がある。
住宅ローンや賃貸契約で信用を得やすい。
営業をしなくても会社が仕事を用意してくれる。

こうした安定を手放しながら、フリーランスになって会社員と同じように時間を売るのであれば、私は会社員のほうがよいと考えます。

単に上司が嫌だから。
通勤したくないから。
自由な時間が欲しいから。
会社員より高い月収が得られそうだから。

その程度の理由だけで独立すると、収入が不安定になった瞬間に、会社員の安定性が恋しくなります。

フリーランスになること自体を目的にしてはいけません。

目的にすべきなのは、事業をつくることです。

フリーランスを目指すなら、事業家を目指せ

改めて、私の考えをまとめます。

フリーランスを目指すなら、事業家を目指すべきです。

事業家を目指すのであれば、自分で顧客を見つける。

自分で営業する。

自分で仕事を受注する。

自分で価格を決める。

取引先を複数持つ。

一度作った商品、資料、仕組み、ソースコードを再利用する。

自分の労働時間を増やさなくても、売上を増やせる状態をつくる。

これができて初めて、会社員ではない働き方を選ぶ意味が生まれます。

フリーランスとして成功するために、最初に極めるべきものは、専門スキルだけではありません。

営業力です。

たくさんの人と出会い、顧客の課題を見つけ、仕事を生み出す。

複数の経路から仕事を獲得し、一つの取引先に依存しない。

顧客に媚びなくても、自分で次の仕事を見つけられる。

それが、本当に強いフリーランスです。

事業化を目指す覚悟があるなら、独立する価値はあります。

しかし、事業化を目指さず、誰かから与えられた仕事を、決められた時間だけ行うのであれば、会社員のほうが安定しています。

会社員であることは、決して負けではありません。

むしろ、安定した環境で専門性を高め、組織の信用や資金、人材を活用できる合理的な働き方です。

会社員ではない道を選ぶのであれば、その安定を手放すだけの目的を持たなければなりません。

フリーランスになることを目指すのではなく、事業をつくることを目指す。

自分の時間を売る人ではなく、自分で仕事を生み出せる人になる。

その覚悟がないのであれば、会社員一択です。
インフォビルドブログ 国道走行リスト 作者プロフィール マイカー全給油記録 所持運転免許紹介 お問い合わせ
給油日 2026年07月12日
給油場所 東京都大田区池上
種別 セルフ
給油量 44.62リットル
単価1L 166円(税込)
累計走行距離 27980km
累計給油量 2394.71L
累計平均単価 166.7円/L
累計燃費 11.68km/L
累計金額費 399312円
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