先日、国土交通省から全国の道路開通時期見通しに関しての公表が行われた。興味のある道路がいくつもリストとして掲示されているが、私個人として最も開通を待ち望んでいる区間の動向について、少し取り上げたい。
最も開通を待ち望んでいる区間は、
国道23号の蒲郡バイパスの未開通区間、「豊川為当インターから蒲郡インター間の9.1km」だ。
この区間が開通すると、名古屋市南区折戸交差点から浜松市南区倉松東交差点までの全長約90km区間を信号ゼロ状態で連続走行可能な壮大な一般国道23号ルートが実現する。
先日発表された情報によると、大規模切土工事が順調に進んだ場合を条件とし、
2024年度開通の見込みという。
難易度の高い工事が残っている印象で、まだまだ全通まで時間が掛かることが明確になった。もうしばらく辛抱するしかない。
これ以外では個人的にめぼしい情報はなかった。
開通時期未定の中で、開通を待ち望んでいる区間を列記すると、
- 東京外かく環状道路(関越=東名)
- 千葉北道路(国道464号:市川=鎌ヶ谷)
- 首都圏中央連絡自動車道(藤沢=金沢)
- 上尾道路+熊谷渋川連絡道路(国道17号)
- 東埼玉道路(国道4号)
首都圏に住んでいる関係で、関東圏の話題ばかりで申し訳ないが、一位はなんといっても
東京外かく環状道路(関越=東名)である。調布市民をはじめ、周辺道路陥没問題で揺れる高難度工事。
周辺住民の怒りの声がテレビで放送されているが、陥没した保証はきちんとされるのだから、開通を待ち望む側としては、ぐちゃぐちゃ言わずにお金で解決してもらえるから黙ってろ的な思いでみている。(乱暴すぎ?)
東京外かく環状道路は、都心の交通量分散効果して、今世紀最大の効果があるスーパー区間と言っても過言ではなく、私が現役の運転ライフ中には、なんとしても開通してほしいを願う、最重要道路として捉えている。
次は千葉北道路。わかりやすく言えば、国道464号の鎌ヶ谷エリアの直通道路とでも言ったほうが良いかもしれない。
都内からだと、鎌ヶ谷まで車で移動するのが面倒な位置にある鎌ケ谷市。鉄道なら簡単アクセスできるけれども、車で都内から鎌ヶ谷へのアクセスするには、混雑地区を通過するしかアクセス手段がなく、非常に不便な場所のため、鎌ヶ谷から印西方面への国道464号の快適区間を走りたいのに、残念ながら鎌ヶ谷で分断されているのが現状である。
国道298号までスパッと直線的につながってほしいのだが、まだまだ相当な年月を要する見込みだ。
道路網が脆弱な千葉北地区の東西横断幹線道路として、一日も早い新規開通を待ち望んでいる。
首都圏中央連絡自動車道については、横浜湘南道路と呼ばれる区間は2024年度、国道16号金沢区まで直結するのは2025年度と、具体的な開通スケジュールが決まって動いている。
私個人として、この区間が開通することで、慢性的渋滞エリアである原宿交差点付近から戸塚警察署付近までの渋滞多発区間回避可能な新たなバイパスルートして、交通分散による渋滞緩和への貢献度が高い道路として大きな期待を寄せている。
最後に、先のリストに書かなかったが、東名高速、大和トンネル付近の付加車線増設工事も期待一つとして工事動向を見守っている。さて、この区間、一体いつ工事が終わるのだろうか。
限れれた土地と、トンネル部、橋梁部、そして盛土部で構成される周辺エリア。通行止めすることなく行われる難工事。なかなか大変な工事だと素人ながら思うが、一刻も早い開通を待ち望んでいる。
開通したからといって、渋滞解消への効果がどれほど出るかはわからないが、今より緩和されるのは間違いない。
日本一交通量の多い繁忙区間なだけに、将来的、海老名SAから横浜町田まで全線4車線化が仮に実現しても抜本的な渋滞解消にならない可能性もある。
第二東名は海老名南JCTで終点なのだが、理想はそのまま横浜エリアの首都高などに直結してくれれば、東名ルート交通分散も期待できるが、周辺の土地取得を踏まえると絶望的な状況。
一応、東京方面への延伸計画もあるようだが、こちらは私が生きている間に実現する可能性はないと見ている。
人口減少、若者の車離れと言われるが、慢性的渋滞スポットは、これからも残り続けるだろう。
ところで、長年懸案だった四日市エリア。新名神開通によって完全解消されるようになり、東海エリアの経済効果は相当大きいと思われる。
残す新名神は、大津=高槻間の約40km区間が未開通として残されている。この区間は2023年度全線開通に向けて順調に工事が進んでいる模様だ。
ここさえ開通すれば、東京=海老名間を除けば、東名阪区間すべて繁忙時間帯でも、ほぼ渋滞に巻き込まれることなく神戸JCTまで突っ走れる環境が整う。
刻々と新規開通する道路をこれからも楽しみに待ちながら、もカーライフを楽しんでいきたい。